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FEATURE
コトブキヤ Q&A
ARTFXシリーズやクロスセクション3−Dなどのオリジナリティ溢れるスターウォーズ商品を、日本国内のみならず
世界にまで発信しつづけているコトブキヤ。今回はこれまでの商品開発にまつわる話や今後の展望などを、Q&A方式で
聞いてみた。
Q1:スターウォーズ商品の開発はいつ頃から開始されたのでしょうか?また開発、発売に至った経緯をお聞かせください。
コトブキヤ:エピソード2公開2002年から開始いたしました。そもそものスタートは海外市場を見据え、今まで国内のキャラクター
のみ扱ってきたコトブキヤが意欲的に取り組もうと考えたタイトルが「スターウォーズ」でした。今振り返ってみると膨大
な資料や、やりとりの跡が今の地盤となっていると思います。
Q2:ARTFXのスターウォーズシリーズのキャラクター選定はどのように行われているのでしょうか?
コトブキヤ
:大半はやはり人気があるキャラクターを選定しています。他には、コトブキヤが作るとこうなるという提示が出来るキャラ
クターですね。これからはファンチョイスと題してキャラクターの投票やリクエストなどを考案中でございます。その時に
は是非ご協力ください。
Q3:ARTFXのシリーズの中には劇中では見られないようなオリジナリティのあるポーズのものがありますが、これにはどのような
狙いがあったのでしょうか?
コトブキヤ:当初、コトブキヤが商品化をするにあたってのこんなエピソードがありました。「日本的な”静の中でふつふつと湧き上が
っているエネルギー”を表現する」ということで、ルーカスサイドにも納得していただきました。侍の刀を持って、斬りつ
ける前の静かに立つ、あのエネルギーです。最初のクローントルーパー(エピソード2)の監修の際にも、”このクローン
トルーパーは、確かに意志を持っている”とルーカスサイドをうならせました。このようにキャラクターに息を吹き込み、
映画とはまた違う面でのキャラクターを見せる意味も有るのです。
Q4:バウンティーハンターシリーズや最新のクローンウォーズシリーズではボーナスパーツが付属していて全て揃えるとダースベイダ
ーやヨーダが出来上がるというものでしたが、
これに対する反響はどのようなものでしたか? またボーナスパーツの付属は今後
も続くのでしょうか?
コトブキヤ:当初バウンティーハンターシリーズを着手しようとしたときに「お客様にはコンプリートした形で揃えて欲しい」というコ
ンセプトで企画は始まりました。会議の中で、コンプリートした時に、どうなっていたらお客様が嬉しいか、という意見出
しを行った結果、”揃った時にひとつのオブジェとして成立する”という回答があがりました。「やっぱり真ん中にベイダ
ーが立ってて欲しい」、「ベースも一つになるようになっていて欲しい」というところから発した提案でした。あくまでも
「ボーナスベイダーが欲しいから、バウンティーハンターを買う」という流れではなく、全商品買ってコンプリートしてい
ただいたお客様は、こんな素敵な特典がついてる、という風にとっていただけたら、嬉しいです。クローンウォーズに関し
ても、「お客様への特典」としての発案でした。しかし特典として嬉しいキャラを選抜したはずのボーナスフィギュアが、
「単体で出して欲しかった」と言うお客様の声と裏腹な結果になってしまいました。今後の反省材料として改善していく所
存です。
Q5:クローンウォーズシリーズでは今までの1/7スケールに比べて少し小さいサイズになりましたが、今後はクローンウォーズのキ
ャラクター以外もこのサイズで統一されるのでしょうか?
コトブキヤ:コレクターの所持するアイテム数や大きさも大分飽和状態になっていると思います。そういった問題に対し、見ごたえと飾
り易さ、集め易さを考慮したときに決めたサイズです。クローンウォーズ以外でというところは、こちらも見据えた展開で
もあります。皆様に発表出来る日が早く訪れる事を願っています。
Q6:クロスセクション3−DのX−ウィングファイターはパーツを6分割して別々に販売すると、1つのパーツだけ購入しても完成しな
いことになりますが、なぜこのような形態で販売されたのでしょうか?
コトブキヤ:当初のコンセプトとして一部分だけでも展示出来る「部分的ディスプレイモデル」というのを目指していました。開発が進
むにつれて「部分的ディスプレイモデル」から「究極のディスプレイモデル」にグレードアップさせていったのですが、契
約上の問題もあり単品売りという事が権利上出来ませんでした。せめて1BOX買いを推奨する為のあの化粧箱の仕様にす
る事で許諾を受け、あのような形態での販売になりました。
Q7:ARTFX、クロスセクション3−Dのそれぞれのシリーズの新作予定について教えていただけますか?
コトブキヤ:現段階で発表出来るものが残念ながらありませんが、これについては皆さんのご要望を聞きたいと思っています。今後ご意
見を頂くための活動も始めたいと思いますので是非宜しくお願い致します。
Q8:昨年のセレブレーション・ジャパンではジャンボマシンダーの様なストームトルーパーが展示されていましたが、今後そのような
新しいシリーズの展開はありますか?
コトブキヤ:セレブレーション・ジャパンでの展示に同じく、ライトセーバーのお箸の発売を予定しております。ご存知のようにライト
セーバーは沢山種類がありますので、シリーズとして続けたいと考えています。新しい展開としてこういった日用品や雑貨
など、誰でもスターウォーズを気軽に楽しめる商品も、今後は発売していきたいです。
Q9:最後にスターウォーズ・ファンに向けて一言お願いします。
コトブキヤ:今後も是非、コトブキヤのスターウォーズシリーズに注目してください。スターウォーズ商品の開発という、映画同様に長
い歴史のある仕事を行っている以上、代表的商品作りというのを目指していますので、今後もより一層のご期待をお願い致
します。今後は、ファンの皆様と一緒にスターウォーズを盛り上げて行きたいと思っておりますので是非機会があれば皆様
のご意見等、お聞かせいただけると幸いです。こうしたインタビューを通してお客様との距離が縮められる事を幸せに思い
つつ、感謝の言葉と代えさせていただきます。最後までおつきあいありがとうございました。
関連リンク
コトブキヤ:http://www.kotobukiya.co.jp/kotobukiya/index.shtml